趣味は引用
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
休憩
The Crying of Lot 49 (Perennial Classics)

前回:「その67」へ


 トマス・ピンチョンのThe Crying of Lot 49 を、翻訳とつき合わせてなるべく細かく読んでみよう。せっかくだから、その過程をなるべく細かく文章にしてみよう。
 ずっと前にそんな動機から始めたこの読書日記は、“しつこいのに、根気がない”という性格のため、「その67」、小説の第3章で主人公たちが演劇を観ている最中という、えらい中途半端なところで中断してから何年も放置していましたが、それは“根気がないのに、しつこい”ということでもあるので、再開することにしました。
             →これまでの「目次

 きっかけは、2011年7月末に、新潮社「トマス・ピンチョン全小説」の1巻としてLot 49 の新訳『競売ナンバー49の叫び』が出ることです。
(*6月刊の予定だったのが1ヶ月延期になったそうです)

 原書をめくりながらとはいえ、志村正雄訳の『競売ナンバー49の叫び』にべったり依存しているこの読書日記は、佐藤良明さんの手になる新訳が出たあとでは、再開するタイミングが二度となくなってしまうのではないか。それは明らかに一方的な気のせい、あるいは思い込みの類ですが、せっかくそのような「なにか、もったいない」気分になったことは確かなので、この、ウサギとカメの故事でいえば「カメが昼寝した」ような読書ノートの続きを書いてみます。

 中断してから今日までのあいだにあった変化:

(1)筑摩書房の志村訳『競売』が、ちくま文庫に入った

 この読書日記では、西武新宿線新井薬師駅近くの古本屋で買った、黄ばんだ表紙の単行本をずっと使ってきたのでこれからも使い続けますが、文庫に入った以上、あたらしく単行本を買って読む人はほとんどいなくなるはず。なので、引用する際、以後は単行本版と文庫版のページ数を並記します。

(2)注釈書に新版が出た

 ときどき参照していた注釈書、A Companion to The Crying of Lot 49 に、増補を加えた第2版が出ていた(→これ)。思わず買いましたが、どれくらい使うかはわかりません。前より表紙がかっこよくなったのはまちがいない。
 いや、そんなことよりも、

(3)ネットで得られる情報が、莫大に増えた

 なにしろ中断前は、ウィキペディアも、ピンチョンWiki内のLot 49 ページもなかった(たぶん)。きりがないので、ほどほどに見ます。

 書いている当人以外にはどうでもいいことですが、「その67」までのぶんは、今のこのFC2ブログではなく、1回の文字数に1000字の制限があった、別のウェブ日記を使っていました(このブログを始めるときにぜんぶ移した)。
 これから先の再開分は、文字数制限がないだけに以前より引用が増え、いっそう長くなる、という変化が起こるのじゃないかとおそれています。

 更新は日付に従わず、何回分かまとめて過去ログに追加するかたちにしようかと考えています(たぶんツイッターでお知らせ)。
 はたして、新訳の刊行までにどこまで進むのか。最後まで終わるとはどうにも思えず、では、終わらなかったら新訳に乗り換えるのか。さっぱりわからないまま、この文章を書きました。
2011年5月5日記

 →続き:「その68」へ


競売ナンバー49の叫び
競売ナンバー49の叫び
posted with amazlet at 15.11.02
トマス ピンチョン
筑摩書房
売り上げランキング: 178,195

競売ナンバー49の叫び (ちくま文庫)
トマス・ピンチョン
筑摩書房
売り上げランキング: 106,066
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。