2010/10/14

その10 /10月14日(木)  下巻P251-290

逆光〈下〉 (トマス・ピンチョン全小説)

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■ なんと、この小説をもう2週間読んでいることになる。まじでか。
《一瞬、彼らは見つめ合った。二人は互いの出現が相手の救いになったことが分かっていたようだった。「四次元の中なら[…] 時間差なんて問題じゃなかったでしょうけど」》下p257

 私も四次元の中に行きたい。

■ これまでにも何度か、別個のライン上にいた登場人物が繋がってきた、と書いたが、下p251あたりからいよいよ本当に近づいてきた。
 いっぽう、エピソードはより断片的になってる印象で、彼ら・彼女らに何が起きているのかよく見えない。
 すこし難しいコーナーを回っている感じか。私が。

■ しかし〈不都号〉はどうなった。ずいぶん姿を見ていない。
 でも、「○○はどうなった」式の質問はそれこそいくらでもできる。上p226以降の事件はどうなった(『ヴァインランド』のゴジラ状態?)。
 関係ないけど、「他人のことに頸部挿入するな」という台詞(下p278)が好き。

■ 背景としてヨーロッパはきな臭さを増し、構成として時間に関係する大ネタ(?)がチラチラ。かと思えば、はっきり人間の形をとる黒幕もいたりする。
 重心があちこちにあるみたいで落ち着かない。バランス、これから多少はとるのかなあ、で、今日は下p290まで。来週までかかりそう。

…続き

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