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2010/10/05

その4/10月5日(火)  上巻P359-522

逆光〈上〉 (トマス・ピンチョン全小説)

前回…] [目次

■ きのうは読めなかったけど、今日は上p522まで。
 たとえばp453に出てきた人物の名前に見覚えがあり、人名その他を書き殴ってるノートをめくりかえして「ああ、あのときのあいつ!」と知る。こういうことも読書のうちだと考えてるので、メモをやめればもっと進むのにとは思いません。

■ 話は・・・進んだなあ。ずいぶん繋がってくるいっぽう、新要素も様々で、どんどん大きくなる。某一家の話はそれだけでも読ませるが、この小説では流れのひとつとして組み込まれ、なかなか結びつくように見えないほかの流れと触手を絡め合っている。

■ 「二つのバージョンの“アジア”」! 内田良平の〈黒龍会〉! 13世紀、1万人のインディアンは何を見たのか?
 何が大ネタで何が小ネタなんだか。しかしまだ1/4を越えたくらいなんだな。大勢が〈不可視〉だの〈別の存在〉に触れるし、〈時間の外〉がどうこう、とも。

■ 屋台骨になるはずの数学とか物理の話も出てきたが、私は「そういうのがあるんだなあ」程度で読み進めてしまう。
 それで面白いけど、怒られそうな気もする。知識があればより楽しめる(どこから嘘になってるかわかればもっと興奮できる)のはわかります。なくても楽しいと言いたかった。

■ そんなピンチョンが性的な方向に走ると、中学生男子の妄想と大差ないファンタジーを紡ぐことになっちゃうのはいったいなんなのか。
 本当は、歴史観とかについても同じようなことになっていないか考えるべきなのかもしれないが、ええと、脈絡のない引用を最後に。
《彼は自分の中に、泣こうとしている傷ついた少女がいるのを感じた―苦痛で泣くのではなく、さらに危害を加えようとする人物をなだめるために泣くのでもなく、貧者を見捨てる町の冬の通りに放り出されることを恐れるかのように泣くのだ。彼はずいぶん長い間泣いたことがなかった》上p500

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