いろいろ遅い
3年くらい使い続けていたシャープペンシルをどこかに落としてなくした。
たいへんに残念。
「そんな高いシャーペンだったん?」
「いや、100円の」
「じゃあいいじゃん」
そうじゃねえよ、100円だからこそ残念なんだよ! とかいってたら今度は定期券を落とした。ダメージ。
■ 心配するな
管啓次郎のこういう文章を見つけた。なんかすごい。
「本は読めないものだから心配するな」
http://www.cafecreole.net/library/coyote1.html
これは書籍版の『コヨーテ読書』には入っていなかったと思ったが、本人のブログ(→「Mon pays natal」の2009年2月1日)によれば、この春、このタイトルで本が出るらしい。
■ 茄子
遅ればせながら黒田硫黄の『茄子』(新装版)下巻を買ってみたら、先月大騒ぎした「アフタヌーン」3月号掲載の“新作”も収録されていて拍子抜ける。
![]() | 茄子 下 新装版 (3) (アフタヌーンKC) (2009/02/23) 黒田 硫黄 商品詳細を見る |
■ 対談
「文學界」の2002年10月号に載った、高橋源一郎と柴田元幸が海外小説について話す「90年代以降翻訳文学ベスト30」という対談はとても面白く、コピーしたのをたまに読み返しながら、こういう文芸誌の対談って、掲載後はそのまま消えてしまうのはほんともったいないんじゃないかと思っていたんだけれども、そんなことをしているうちにもう6年以上経つのである。小学1年生が卒業してしまう。
ともあれ、こないだ出た『柴田さんと高橋さんの小説の読み方、書き方、訳し方』(河出書房新社)を読んでみたら、くだんの対談が収録されていた。
この本じたいが、これまで文芸誌に載った対談3本、プラスこの本のための対談2本、の計5つの対談でできた対談本だった。それにしても長いタイトル。
![]() | 柴田さんと高橋さんの小説の読み方、書き方、訳し方 (2009/03/13) 柴田 元幸高橋 源一郎 商品詳細を見る |
■ ねたあとに
長嶋有の長篇『ねたあとに』(朝日新聞出版)を読んだ。めちゃめちゃ楽しいので3晩に分けて読む(ねるまえに)。あちこちに印をつけたくなるのと、あと、人に話したくなる部分がものすごくたくさんある。なんだか深そうなタイトルの意味からして、じつはものすごくくだらなくて、よい。
小ネタの詰まったおもちゃ箱、みたいな言いかたはどこかポイントを外しているような気がする。舞台は夏の山荘、ブレーカーの容量が極小なので電子レンジを使うにはほかの機器の電源を落とさないといけない、それで冷凍の肉を解凍するのに明かりも消して、夕闇のなか「レンジ強」ボタンを押すとき「ヤシマ作戦!」と声がかかる――というような紹介も、やっぱりポイントを外しているのはわかっているんだ。
![]() | ねたあとに (2009/02/06) 長嶋 有 商品詳細を見る |
■ ついでに
ふとググってみたらこんなのを見つけた。音が出ます。
→ http://www.youtube.com/watch?v=mDqUTQifof8
「パー璧」が脳内再生されていろいろ嫌になった。
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