趣味は引用
夭逝するよりはまし

『モレルの発明』『ロクス・ソルス』を“原案”にしたという、クエイ兄弟の映画「ピアノチューナー・オブ・アースクエイク」(音が出ます)を、先日、渋谷のイメージフォーラムまで見に行ったのだった。が。
 
 場内が暗くなり、長い長い新作映画の予告ラッシュに耐え(体感20分)、いよいよ本篇がはじまって話が動きだしたあたりで早くも眠り込み、あとはときどき起きてはまた眠り、というのを何度か繰り返しているうちに映画は終わっていた。100分くらいあったらしいが、体感では10数分。
 なので、映画がどれほど・どんなふうに“原案”に沿っていたのかはぜんぜんわからなかった。というか、どんな映画だったのかも不明。ピアノチューナーが出てきたのは見た気がする。アースクエイクはいつ起きたのか。DVD待ち。何をしに行ったんだ。
 
 いちおう、目を覚ますたびにスクリーンを見続けようとはしたんだけど、そこに映っているのはなんだか夢のような映像(ぜんたいに紗がかかってるみたい、女優の肌がすごくきれいに見えるので監督は変態だと思った)で、そのまま溶けるように眠ってしまうのだった。
 これはあながち私のせいだけじゃないだろうと負け惜しみ的に思うのは、スタッフロールになると目はぱっちり覚めたからなのだけれども、そこで流れてくる女声の歌は、字幕によると

 神は愛するものに眠りを与えたまう
 
 だそうで、なんというか、愛されすぎるのも考えものである。神だけに。


■ それで寂しく『モレルの発明』を読み直してみたらやっぱりすごいので、どこがどうすごいか忘れないようにたくさん引用しておこうと思った。
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