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メイがサツキでサツキがメイで

 更新しなかったあいだに、総計何個の柏餅を食べたのか。

■ ネットでも現実でも「とてもおもしろい」という評判を見たり聞いたりするようになったので、DVDで「電脳コイル」を見はじめた。本放送のころは名前さえ知らなかった。
 近所のレンタル屋には1セットしか置いておらず、目当ての巻が貸りられてたりするからいまようやく第4巻、11話まで見終えたあたりだが(全26話)、たしかにとてもおもしろい。「ネットでも現実でも」なんて言い方に効き目がない世界。
 専用のメガネをかけると見えるようになる電脳空間が、メガネの人間にだけ見えるかたちで現実の世界に重ねられている。そんな様子を、メガネをかけてない私にも見えるように(!)絵にしてくれる。
 現実に仮想の像がかぶせられている二重の世界は、メガネになじんだ子供視点を通すと、意外と知ってる世界でもあるので不意を衝かれる。この地続き感が自然ですごい。
 あとやっぱり、「町」と「地図」。住居とお店が建ち並んで、それなりに大きい道路や交差点もありつつ、いっぽん奥に入れば狭くて暗い路地が縦横に走り、町なかにさまざまな高低差があって、神社があれば境内もある。なんだかたまらない気持になる。
 そういうのは簡単なノスタルジーねらいだと片付けられかねないけれど、2階の窓から見渡すかぎり、田んぼと山と空しかない土地で育った私のなかには、こういう入り組んだ町を懐かしいものとして思い出す材料がないはずで、そんな偽のノスタルジーの向かう先として、現実と仮想の像が重なった「電脳コイル」の世界は、非常にしっくりくる。
 で、最初から漂っていた気配の通り、話はノスタルジーうんぬん(「ノスタルジーってみんな嘘なんだよ!」とか)がどうでもよくなるような領域に進んでいくみたい。11話の絵には「すごい、すごい」と口を開けて見ていた。私の前に5巻を借りた人は頼むから早く返してほしい。それとあと、あの二重の世界を小説版ではどう描いているのか、知っている人がいたらちょっと教えてほしい。

■ 1ヶ月半くらい前に出たカラスヤサトシの『カラスヤサトシ』第3巻を、ようやく買って読んだ次の日に、そもそもこの漫画を私に教えてくれた友達からメールがあって、「カラスヤの3巻を今日読み終えました」。このぬるいシンクロニシティの感動をなんとかしてカラスヤ氏本人に伝えたい、と熱い思いに駆られて立ち上がり、打てる手がないので腰を下ろす。
 私とその友達の共通してツボだったのは、“オシャレな美容院で、オシャレな美容師から「もうきちゃだめだよ」と言われる”話だった。
“オシャレな美容師”の描写が「めっさ声小さい」から入るところにまず笑うのだが、それが不可欠な要素として4コマにまとまるのがすごいと思った。

■ 洋書店のブログ「ランダムウォークな日々」の、「スペイン圏の人名について」という記事もおもしろかった。私は以前、青山ブックセンターでやった木村榮一と高橋源一郎のトークショー(→これ)に行ったとき、“木村榮一御大でさえ「マルケス」と呼ぶ”のを聞いてから、あまり気にしないことにした。

■ 青山ブックセンターといえば、5月3日(土)、『モンキービジネス』創刊記念柴田元幸トークショー(ゲスト:川上未映子)を見物してきた。
 5時に「開場」なのを5時から「開演」と勘違いして、5時まぎわにあわてて行ったら、その時点で長蛇の列ができていた。キャンセル待ちではなく、申し込んだ人が行列を作っていたのである。そっと列に加わる。トークショー中、いちばん印象に残ったのは、川上未映子の元気っぷりと「これからは非流通じゃね?」という呼びかけ。

■ そうだ、大江健三郎の感想を書くんだった。
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