趣味は引用
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「マウス・タウン ロディとリタの大冒険」(2006)
デイヴィッド・ボワーズ、サム・フェル監督


 東京国際映画祭の一環で特別上映された、「マウス・タウン ロディとリタの大冒険」を見てきた。一般公開は2007年春なんだとか(→こっちは公式)。
「ウォレスとグルミット」シリーズなどの粘土アニメで有名なイギリスのアードマン・スタジオが、ドリームワークスと組んで作る長篇アニメのたぶん3作め(1作めが「チキン・ラン」、2作めが「野菜畑で大ピンチ!」)。今作で、とうとうフルCGになった。粘土ゼロ。粘土レス。粘土フリー。

 なにしろ会場が六本木ヒルズだから行くだけで疲れる。チケット取るのが遅かったため、前から2列目の、スクリーンを見上げるような席。最前列にカメラを持った人がいるので何事かと思ったら、映画がはじまる前に監督たち3人が現れて舞台挨拶するので驚いた。そうかこれは映画祭、こういうことって本当にやるんだと思い知る。

 映画は、ロンドンの下水道の先に、ネズミたちの住むミニチュアのような街が出来ているという話。そこに流されてきた、人間に飼われているネズミが主人公。こいつがなんとか「上」に戻ろうとして助けをあおいだ女ネズミには宿敵がいて…云々。ペットだったころは何不自由なく独りの生活を満喫していた主人公が、下水世界の貧しくても仲間がたくさんの暮らしに触れてわれとわが身をふり返り…云々。
 アードマン独特のハンドメイドな感じをCGでいかに作るか苦心したよ、みたいなことを監督は挨拶で言っており、でもそんなことはいいから楽しんでね、とも付け足していたのだったが、いや、普通のCGアニメ。スケール的に、たぶんおそらく粘土では作れないものだったのだろうけど、だからこそ普通のCGアニメだった。キャラの顔はいつものアードマンふうなので、はじめのうちは逆に違和感がある。
 ストーリーは後半がきっちり固まっていない印象。むしろ数々の小ネタが光っていたような。マスコットキャラが下水のナメクジの群れって映画はなかなかないだろう(だって、特にかわいくもないのである)。私は思うのだけれども、別に男(ネズミ)と女(ネズミ)が出てきたからといって、必ずつんけんしたり惹かれあったりする必要はないんじゃないだろうか。
(「ウォレスとグルミット」にも“毎回、ウォレスが一目惚れする”という展開が出来つつあるが、あれは“そして振られる”とセットになった定型だ)

 客席には家族連れが多く、子供に字幕はきつい気がしたが、86分の上映時間中をちゃんと黙らせていたのは作品の力か。総じて「なんでそこまで」的に金のかかった映画館、さすがにトイレがすごくきれい。「ここに住める」とさえ思った。


追記:
ええっ、「パプリカ」もやってたの!?
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。