2006/10/16

そういえば ×2

 去年、「新日曜美術館」に佐藤亜紀が出演した回を私は見逃したが、いまちょっとググったら、この作家のことをぜんぜん知らずに見た人(わりとご年配のようだ)による感想があった。ちょっと面白い(→ここ)。『掠奪美術館』は名著なので古本屋で見つけたらみんな買えばいいと思う。書き出しからあとがきまでいかします。
《その昔、エイズで死んじゃった某ハリウッド俳優が主演するおしどり探偵物のテレビシリーズがあり、その一エピソードにレンブラントの自画像が盗まれる話があった。盗ませたのは当然、絵画に対する深すぎる愛を抱えた因果なコレクターであり、問題の絵を自宅の至極気持ち良くしつらえた隠し部屋に掛けて、革張りの安楽椅子でゆったりとブランディでも飲みながら(この辺がやや俗である。ダブルオー・セヴンの悪役みたいではないか)至福の時を楽しんでいたのだが、勿論主人公の活躍によって絵は無事に取り返され、美術館を飾ることになる。主人公の相棒兼奥さんはつぶやく。
「こんなに素晴らしい芸術品を独り占めしようなんて間違ってるわ」
 間違ってはいないっ!
 と思わず叫んだのは筆者中学生の頃であった。》p6

掠奪美術館 掠奪美術館
佐藤 亜紀 (1995/06)
平凡社

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 ぜんぜん関係ないけど、毎週火曜の23:30から東京MXテレビ(9チャンネル)で放映中の「ウルトラセブン」、今週(10/17)と来週(10/24)はキングジョーの登場する「ウルトラ警備隊西へ」(前後編)なので、都民はみんな見ればいいと思う。合体前からかっこいいキングジョーと神戸港で水しぶきをあげながらたたかうセブンの姿には、なんだか見てはいけないものを見ているときのような気持のたかぶりを覚えます。

コメント

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どんな人かと思ってリンク先を見てみたら、一部ネットオタ界隈では「余丁町のご隠居」として毀誉褒貶のあるあそこに飛んでいったので笑いました。
ネットなんて巨大なたこつぼだと思う次第。

こんにちは

初耳でした。「ネット上で毀誉褒貶」って、実質「毀」と「貶」ばかりの気がするのはなぜでしょう。