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日記
 阿部和重の『シンセミア』がようやく文庫になったというので本屋に行ったら、置いてあるのは4分冊中の「1」「2」巻だけだった。「3」「4」は来月刊。こういう刊行ペースのメリットは何だ。

 気を取り直して竹橋の東京国立近代美術館へ。よくわからないまま「モダン・パラダイス展 大原美術館+東京国立近代美術館――東西名画の饗宴というのを見る。「光あれ」とか「まさぐる手・もだえる空間」とか「楽園(パラダイス)へ」とかいったテーマごとに、東西の作品を対比させて展示。そもそもの文脈を知らないながらも、めっぽう面白かった。巨大なキャンバスに黒々と太い線を走らせた抽象画が2枚並んでいると思ったら、よく見ると一方は五重塔を描いた絵だったり。この展覧会は10月15日まで(ここも参照)。
 岸田劉生とマティスの、それぞれ自分の娘を描いた絵が“対決”させられている横に、おまけみたいに小出楢重「ラッパを持てる少年」があった。このブログの右側、プロフィールのところに貼ってある絵の実物。いちおう“対決”に参戦していたのかもしれないが、あまりにみんな、劉生とマティスばっかり見てるので笑う。
《楢重は、ほうびをちらつかせながら、なんとかなだめすかしてポーズをとらせたそうである。》『新潮日本美術文庫38 小出楢重』より)

 しかし美術館って、いつも見終わったあとでぐったり疲れている自分に気づく。「本を読むのは疲れるから嫌いだ」という中学生の気持が、いまなら半分わかる気がする。
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