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「ガルガンチュワとパンタグリュエル」を読んでみる  その40

[前回…]

 部屋の外から虫の声がする。実家から梨が送られてきた。ラブレーはまだ第1巻。
 ガルガンチュワ+ジャン修道士+その他 vs レルネの大軍、という戦いの緒戦だった。ジャン修道士は例の通りだし、ガルガンチュワも大木を振り回す。
《敵兵はその数も非常に減ってしまい、あたかも眼前に死神がそっくりそのまま姿を現したとでもいうように、恐怖狼狽してなすところを知らず、取るものも取り敢えず退却を開始した。》第44章 p204

 ガルガンチュワも城に帰る。少し遅れて戻ったジャン修道士は、敵の隊長を捕まえてきた。名前は「臆病山法螺之守[トウクデイヨーン]」。しかしガルガンチュワの父であるグラングゥジエは、この男を捕虜にするどころか、みずからこんこんと理を説き聞かせる。そればかりか、金銀財宝様々な「引出物」を与えてピクロコルのところへ帰らせた。

 徳に篤いグラングゥジエのところには、30を越える近隣の村々から援助の申し出が押し寄せる。その内容がいつものように列挙される。いわく「金員は、黄金で一億三千四百万と二両半」、「軍勢は、一万五千の武士、三万二千の軽騎兵、八万九千の火縄銃手、十四万の志願武士、一万一千二百門の加農砲、大加農砲、大口径砲、小型細身砲、四万七千の砲手」。しかもグラングゥジエは、これらを受け取りも拒みもしない。
《深く謝辞を述べて、今度の戦は、十分に奇略を用いて処理し、善良なる方々を煩わす必要のないようにするつもりだと言った。》第47章 p215

 一方そのころレルネでは、城に戻った「臆病山法螺之守」がピクロコル王に向かって「グラングゥジエは立派な人物なので戦争はやめましょう」と進言。いきり立った他の将が罵詈雑言を返すので、「臆病山法螺之守」は勢いでこれを斬ってしまう。今度はピクロコル王が激怒する。まわりの兵に「臆病山法螺之守」をずたずたに斬るように命令、「部屋一帯が血糊の海と化した」。
《――糞喰え! へなちょこめ!(とピクロコルは言った。)貴様らは、ムランの鰻のような奴じゃ。皮をひん剥かれる前に、きいきい叫び居るわい。敵軍がくるならこさせて置くだけじゃ。》p218

 ラブレー、まとめに入っていると思われる。ここにきてようやく戦も終りが見えてきたようだが、この読書日記の終りはまだ見えない。見える気配さえない。

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