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「ガルガンチュワとパンタグリュエル」を読んでみる  その29

417 :名無しさん :2006/07/18(火) 23:47:56.24 ID:7F03toXP
一般人に聞くなw

418 :名無しさん :2006/07/18(火) 23:47:57.21 ID:3ZKUe/Yd
一般人に聞くなよアンヌwwwwwwwwww

419 :名無しさん :2006/07/18(火) 23:47:57.55 ID:rCcQFTOa
民間人に知恵を頼るのかw

420 :名無しさん :2006/07/18(火) 23:47:58.25 ID:QCPlUv4Q
民間人に聞くか

421 :名無しさん :2006/07/18(火) 23:48:02.52 ID:ldMIiekb
なんでダンに頼るのかな

422 :名無しさん :2006/07/18(火) 23:48:02.77 ID:HEfd754d
風来坊に聞くなよ

 MXテレビではじまった「ウルトラセブン」を見た。相変わらず変な第1話だった。なにしろあの番組、どうしてセブンがモロボシダンになっているのかという設定は、本篇を20話近く見ないと明らかにならないのである。なんて知ったかぶって書いているが、幼時の記憶を上書きしようと思った私がセブンを全話通して見たのはたしか2004年の冬だから、やっぱりただのにわかファンである。以上、日記。

[前回…]

 雨あられのように降り注ぐ砲弾も、ガルガンチュワにしてみれば葡萄の粒のようなものだった。この巨人の小便で溺れ死に、川を埋めつくした敵の屍を踏み越えて一行は進む。
 ついに城に戻り、父王グラングゥジエと再会を果たすと、人々はみな、かつてなく有頂天になってよろこんだ。どれくらいよろこんだかというと、ガルガンチュワの母である王妃ガルガメルはよろこびのあまり死んでしまう、それくらいよろこんだ。
 母親の死に何の関心も示さないガルガンチュワが櫛で頭髪を整えていると、先だって撃ちこまれた砲弾がばらばら落ちてくる。それを見たグラングゥジエは、てっきり虱だと勘違いした。
《──やれやれ、息子、そちはモンテーギュ学寮の鷂虱[はしたかじらみ]を、ここまで持ってきよったのか? 左様な学校へ入れるつもりはなかったのじゃが。》第37章 p175

 何のことでしょう、というわけで訳者による註を見てみれば、またしてもちょっと信じがたいような情報が記されている。
《モンテーギュは、パリ大学中の学寮の一つ。不潔を以って知られる。一三一四年にジール・ド・モンテーギュ Gilles de Montaigu によって、現在のサント・ジュヌヴィエーヴ図書館のあるところに建てられ、約二百人ほどの貧しい学徒を収容した。寮長スタンドンク Jean Standonck の意見によって、劃一主義的な極めて厳格な学風が行なわれたらしく、衛生の不備もこれに加わり、死亡者、罹病者を続出せしめた。pp344-5 (太字は引用者)

 これはラブレーの創作ではなく、現実のお話のはずである。700年前とはいえ、このような世界と1年1年連続していった末にいまのこの現代がつながっているという事実には、あたまではわかっていても、なんだか茫然とさせられる。『ガルガンチュワ』の本篇で描かれる無茶苦茶な出来事と、註で言及されるむかしむかしのヨーロッパの出来事があんまり区別なく見えてしまう、そんな例はここだけではない。
 出版当時、リアルタイムで『ガルガンチュワ』を読んだフランス人の目に、この物語の世界はどんなものに映ったのか。いまの私たちが考えるのよりも、意外と近しいものだったのではないか。そこらへんの事情をできる限り細かくつつきまわせるよう材料を並べるのが、訳註の役割のひとつであるだろう。私はもっと錯覚し、茫然としたいので、無茶苦茶な訳註だけを選択的に読んでいきたい。
 とはいえ、次に続くガルガンチュワの口のなかに紛れ込んでしまった運の悪い者たちの話なんかを読めば、「いや、これは絶対にない」と目を覚まされたりもするのだが。

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