趣味は引用
トマス・ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』(1966)

前回…] [目次


 そういうわけで、しばらくピンチョン『競売ナンバー49の叫び』を読み直してみたい。
 で、せっかく毎日コツコツ書くことが可能な(というか本来そういう形式の)「日記」であることだし、ごく少しずつ原書で読み、なにかしらその感想を中継してみようかと思う。
 原題はThe Crying of Lot 49 で、手元にあるのはこのペーパーバック。表紙がかっこいい。

The Crying of Lot 49 (Perennial Classics)The Crying of Lot 49 (Perennial Classics)
(1999/04)
Thomas Pynchon

商品詳細を見る


 もちろん並行して、志村正雄による翻訳(筑摩書房刊)をめくる。これもいい装丁。訳本を見ないとさっぱりわからない部分も多いのだ。
(だったら訳本だけにしろよという気もする。途中からそうするかもしれない)

競売ナンバー49の叫び競売ナンバー49の叫び
(1992/11)
トマス ピンチョン

商品詳細を見る


 やりかたはやりながら考えるとして、原文からの引用と翻訳からの引用を並べることになれば、自前の文章はかなり減るだろう。よかった。

 どれぐらい続くか見当もつかないが、原書が約150ページなので、1日5ページ読めば1ヶ月で終わる。しかしそうスムーズには進まないだろうし、なにより、毎日更新するとも思えないので、やっぱり見当はつかない。 
 そのうえ、ほかに読んだ本のことも時どきは挿み込むだろうから、この「キッチンに入るな」は相当読みづらいスペースになるにちがいない。こんなところを見に来てくださっているみなさまには申し訳ない、申し訳ないが、あまり考えてません。

 ものすごく暇な方とか、ものすごく現実逃避したい方とか、どちらでもないが「ピンチョン」なんてふざけた名前のやつ(れっきとしたアメリカ人)がどんな小説を書くのか気にならないでもない方とかには、ここで汚される前にさらりと自分で読んでしまうことをおすすめします。
 というのも、さえない読みをちんたら続けているうちに『競売』自体つまんなく見えるかもしれず、しかしこの小説がたいへん面白いものであるのはたぶんおそらくきっとまちがいないはずだと思っているからで、それでもつまんなく見えたらおれのせいだ。ああ。

…続き
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する