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2006/06/09

柴田本

 あ。こんな本が出るのか。
柴田元幸編訳『どこにもない国 現代アメリカ幻想小説集』(松柏社)

現代アメリカ文学を数々の名訳で紹介し続ける柴田元幸氏が、過去20年くらいの間にアメリカで書かれた幻想小説のなかから9作品を厳選、翻訳した逸書。ニューヨーク州にあるトラクター博物館を訪れた農業史家ナイル・ミルナーの身に世にも不運なる怪事件が降りかかるベイカーの「下層土」。ある晩遊びに行った先でふと目を合わせただけの少年が、突然十五歳のコニーの家を訪れるオーツの「どこへ行くの? どこ行ってたの?」。<聞こ見ゆる深淵>の向かいにある終夜営業のコンビニで謎の人物バトゥと働くエリックが、ゾンビと奇妙なやり取りをするバトゥに、次第に恐怖を募らせてゆくケリー・リンクの「ザ・ホルトラク」。その他、エリック・マコーマック「地下堂の査察」、ピーター・ケアリー「“Do You Love Me?”」、ウィリアム・T・ヴォルマン「失われた物語の墓」、ケン・カルファス「見えないショッピング・モール」、レベッカ・ブラウン「魔法」、スティーヴン・ミルハウザー「雪人間」を収録。

 6/15発売。とりわけベイカーの短篇は読んでみたい。
 松柏社は、主にアメリカ文学の専門書を出している出版社(だと思う)。

 この本は「現代もの」に的を絞っているようだが、柴田元幸の念頭にあったのは志村正雄編訳『アメリカ幻想小説傑作集』(白水uブックス)ではないかと勝手に推測。こちらは19世紀のポーやホーソンといったスタンダードから、ポール・ボウルズなんかの変り種、そして無敵のドナルド・バーセルミまでも「幻想」ということで強引にくくった短篇集。書名の「傑作」に嘘はないです。


アメリカ幻想小説傑作集 アメリカ幻想小説傑作集
志村 正雄 (1985/10)
白水社

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