趣味は引用
美人といわれても
 ほんとどうでもいいのだが、こういうニュースを目にした。目にしたというか、自分でクリックして、読んだ。

 美穂から美咲へ、美人も変“顔”…トレンドは?
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060213-00000011-ykf-ent

 リンクはすぐに切れてしまうだろうからいちおう説明しておくと、どこかの美容外科がとったアンケートで「なりたい“美人顔”」のナンバーワンは伊東美咲だった、という話。比較として10年前の結果もあげられている。
 2006年     1996年
 伊東美咲  (1)  中山美穂
 蛯原友里  (2)  山口智子
 倖田來未  (3)  飯島直子
 香里奈    (4)  安室奈美恵
 小林麻央  (5)  松雪泰子
 篠原涼子  (6)  内田有紀
 仲間由紀恵 (7)  瀬戸朝香
 米倉涼子  (8)  常盤貴子
 チェ・ジウ  (9)  篠原涼子
 安藤美姫  (10) 小泉今日子

 元記事では顔のパーツもあげられていたがそれこそどうでもよくて、個人的には10年前のトップが中山美穂だったというところだけが感慨深い。当時、というか私が物心ついたころから当然のごとく、中山美穂は美人として存在していた。だからこそこのニュースの見出しは「美穂から美咲へ」なのだろう。重心の置かれているのは「美咲」ではあきらかにない。ところでこれは「ニュース」なのか。
 ともあれ、思い出すのはナンシー関である。中山美穂が美人の座に君臨し続ける様を観察したこの人のコラムはいくつかあったはずで、いま最初に見つけたのは『何だかんだと』(角川文庫)に入っているやつだった。ちなみに初出は2001年だから、1996年と2006年のちょうど真ん中である。
《ここ数年、中山美穂は「美人」という言葉(冠、称号)と戦っているように思える。「美人」というのは他の言葉に比べてかなりの強敵だし、御しにくい相手だ。「かわいい」だの「いい女」だの「きれい」だのという言葉とは格が違う。そんな「美人」と、真っ向勝負。負けたら即引退。[…]
 中山美穂VS美人という対決、当然オッズは年々「美人」に傾いていくだろうし、中山美穂の戦術も変化しているに違いない。でも、もう世間にとってこの戦いは功なり名を遂げた「名人」によるエキシビションマッチとか、型の披露みたいなものである。「美人」に勝つことではなく、その対決を続けることこそが大事なのである。いや、正面で向かい合って構えていることが一番大事か。リングか畳か知らないけど、そこに上がる権利を有しているということだけが、中山美穂の意味かもしれない。その権利を奪取する新人でも出てこないと状況は変わらないのだが、今って「美人」とセメント勝負してもあんまりいいことないしな。[…]》P29

 この文章のタイトルは、「中山美穂VS美人の戦いはもはや名人戦の域に達した」という。



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