2005/04/04

05/04/04

 実家に帰っていた土日、本に関するテレビ番組をふたつ見た。

 ひとつめはNHK衛星第2の「名作平積み大作戦」
 私は初めて見たが、毎回のテーマに沿った古典的名作を2冊、ゲストの人が紹介し、現役書店員が会場の反応を加味しつつ、どっちを平積みにしたいか決める番組(らしい)。
 で、つけてみたら今回のテーマは「『電車男』に感動した人にすすめたい名作」で、高橋源一郎が武者小路実篤の『友情』を、松尾貴史がスタンダールの『赤と黒』をプレゼンしていた。
 しいて面白かったところをあげるとすれば、こんなテーマのくせにさすがNHK、電車男が思慕するところの、有名ブランド名からとられた女性の名前を放送できず、「××××さん」にせざるをえなかった点だろうか。無理はいけません。

 ふたつめは「情熱大陸」
 日曜の昼に、この何年か顔を見ていない叔父から電話が来て「装丁家の鈴木成一が出るから見るように」と言われた。どうして私が帰省しているとわかったのか。そして、なぜすすめるのか。もう何もわからない。
(思い出せる限りのうちの親類縁者の中に好んで本を読む人間は2人しかおらず、その2人に叔父は入らない)
 番組は、年間600冊の本を装丁するというこの人(こわそうな風貌)に密着し、後半では村上龍の新刊の装丁作業をドキュメント。ゲラの束を持ってるところで「どうですか?」と訊かれ、「うん、厚いね」と答える姿は男だった。「読み終わるかどうか」。
 村上龍とは10年一緒に仕事をしているのに、まだ会ったことはないというエピソードがかっこいい。でもそれはこの本にも書いてあったよ。