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「トーキョー/不在/ハムレット」(2005)
 宮沢章夫の舞台「トーキョー/不在/ハムレット」を見てきたのだった。
 って、日記っぽいことを書くなら書くで、もっと日記の体を装えとわれながら思う。反省した。しかし演劇の感想なんて何をどう書いていいのか。上演時間は夜の7時半から実に2時間40分に及ぶ。よくあんなに台詞が憶えられるなあ、と。
 この「トーキョー/不在/ハムレット」は、もう1年も前から続く長い長いプロジェクトの総称になる。ひとつの話をさまざまな角度から作品化した(らしい)実験公演、短編映画制作、リーディング公演etc.を経て、ようやくしめくくりの「本公演」が始まったのだった。
 私は準備公演もリーディングも見ていないけれど、中心になる「ひとつの話」、このプロジェクトの原作である小説「秋人の不在」は出た時に読んでおいた。埼玉県の北川辺町という田舎(からっぽ)を舞台にして、近親間の愛憎や家系の因縁が組み合わされる(濃密)。タイトルにあるように、人間関係はかなりの程度まで『ハムレット』に揃えて配置されている。「田舎、ハムレット、どろどろ、ハムレット」と、そこのところを復習しつつ、乗り慣れない田園都市線で三軒茶屋まで行ったのだったが、たしかに小説で読んだ通りの出来事が時系列を組み替えて演劇化されていたとはいえ、そのように濃かったりからっぽだったりするお話のハムレット関係的登場人物たちが、悩み、怒り、心情を吐露し、殴り、笑い、手紙を書き、酔い、叫び合い、卓球をしつつ見たこともないダンスを踊り狂うとは、到底予想できなかった。

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