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05/01/11
翻訳小説の話題をふたつ。話題というか、メモ。
若島正のHPで日記を見た。
新年恒例(?)で、今年の仕事予定を公開。初詣のつもりで、
「この仕事がなんとか片づくといいな」とお祈りしておきます。
まんまんちゃん、あん!

2005年 我が社の隠し玉(翻訳篇)

(現在進行中)
G・カブレラ=インファンテ『神聖な煙』
ウラジーミル・ナボコフ『XXXX』 [後略]

『XXXX』
これは『ロリータ』じゃないのか?

 ナボコフの最も有名な作品でありながら、新潮文庫の大久保康雄訳『ロリータ』はあちこちで「翻訳が悪い」とけなされ続けている。そのせいで、影響を受けやすい私なんかは読みたいのに手が出せないでいる。原書で読む根性もないんだから翻訳の良しあしなんかわからないくせに傲慢なことである。
 ともあれ若島正は、《これほど驚くようなことが新たに次々と発見できる小説は他に一冊もない》というこの小説について、改訳するよりは徹底的な注釈をつけたい、と語っていたはずである。もしも若島訳『ロリータ』が出るとしたら、きっと日本語での決定版になるんだろう。

●「ユリイカ」の1月号「特集*翻訳入門」を読んだ。目次はこちら
柴田元幸インタビューは、すでにどこかで読んだ話が大半。そうだろうと予想していたのでがっかりもしない。岸本佐知子の「実録・気になる部分」出張版は、若干抑え目だった。
翻訳経験者へのアンケート特集を眺めると、大森望は、印象深い仕事を教えてくれという質問にこう回答していた。
終わった仕事のことはなるべく忘れているようにしているので細かいことは何も覚えていない。その昔、福武書店で翻訳したジョン・クロウリーの『エンジン・サマー』を文庫化したいという奇特な出版社があらわれて、ちょっと読み返しはじめたら、主人公の名前からして誤訳だったんじゃないかという疑念が持ち上がり、途方に暮れているところ。全面改稿して、少しはましになったものをいずれお目にかけられる予定ですが、この調子だといつになるやら。
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