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2004/08/18

04/08/18

《代助は近頃流行語のように人が使う、現代的とか不安とか云う言葉を、あまり口にしたことがない。それは、自分が現代的であるのは、云わずと知れていると考えたのと、もう一つは、現代的であるがために、必ずしも、不安になる必要がないと、自分だけで信じていたからである》
 なんて書いてある95年前の小説を読みながら東京に戻る。漱石『それから』
 部屋に着き、あはははと笑って『ニッポニアニッポン』を買いに出た。感謝。でもまだ読んでないので以下の文章には関係がない。

 文庫の解説は話が広がらないから(なにしろ一作の「解説」だ)こそ面白くなる可能性が高いはずだと思う。ジャンルとか○○文化とか時代とかを扱われるとついていけない自分の頭の固さはできればほぐしていきたいが、それとは別に、小説は小説として読めるようになりたいと口にしたら「そんな、誰でもしていることをあらたまってやられても意味がない」と言われた経験がある。しかも何度も。それぞれ別の人から。自分としてはかなりの大口を叩いたつもりなのだった。
 ところで、小説をただ小説として読み解く方向のずっと先にいるとみえる若島正『乱視読者の英米短篇講義』に収めた種々の読みが、各作品の(文庫があるとして、巻末の)「解説」として使えるかというと、それは無茶であるように思う。
 どこでずれるのか。どこもずれてないのか。そもそも今日は何を書いているのか。ホームシックか。


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