趣味は引用
トマス・ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』を読んでみる

“消音器付きの郵便喇叭”が重要なシンボルとして繰り返しあらわれる
Thomas Pynchonの中篇小説The Crying of Lot 49 (1966)と
その邦訳『競売ナンバー49の叫び』(志村正雄訳)の読書日記は、
その67」でずっと中断していましたが、2011年5月から再開しました。
そもそものきっかけ
「ユリイカ」2003年10月号『フーコーの振り子』『エーコの文学講義』

はじまり あらすじ

第1章
その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 その10 その11 その12 その13 その14 その15 その16

第2章
その17 その18 その19 その20 その21 その22 その23 その24 その25 その26 その27 その28 その29 その30 その31 その32 その33 その34 その35 その36 その37 その38 その39 その40

第3章
その41 その42 その43 その44 その45 その46 その47 その48 その49 その50 その51 その52 その53 その54 その55 その56 その57 その58 その59 その60 その61 その62 その63 その64 その65 その66 その67  (休憩)  その68 その69 その70 その71 その72 その73 その74 その75 その76 その77 その78 その79 その80 その81 その82 その83 その84 その85 その86 その87 その88

第4章
その89 その90 その91 その92 その93 その94 その95 その96 その97 その98 その99 その100 その101 その102 その103 その104 その105 その106 その107 その108 その109 その110 その111

第5章
その112 その113 その114 その115 その116 その117 その118 その119 その120 その121 その122 その123 その124 その125・・・・・・

■ 引用について

 たとえばこのように引用がある場合:
Oedipa headed for the ladies' room. She looked idly around for the symbol she'd seen the other night in The Scope, but all the walls, surprisingly, were blank. She could not say why, exactly, but felt threatened by this absence of even the marginal try at communication latrines are known for. (p53)

《エディパは婦人用化粧室へ向かった。彼女はぼんやりあたりを見まわして、先夜〈ザ・スコープ〉で見た印はないかと思ったが、驚いたことに、どの壁もブランクだった。なぜだか正確にはわからなかったが、便所はコミュニケーションの場として知られるのに、コミュニケーションの周縁的な試みさえ不在なのに威嚇を感じた。》p83/p93

 英文の末尾のページ数「p53」は、この版(HarperPerennial, 1999)のページ数。
 訳文の引用は、志村正雄訳の単行本版(筑摩書房、1992)から。ただし、末尾のページ数は「p83/p93」のように、スラッシュの左側に単行本のページ数、右側に文庫本版(同、2010)の対応するページ数をつける。
(文庫化に際し、改訳されて訳文がズレている場合でも、よほどのズレでなければスルーする。よほどのズレがあったらそれについて書くと思う)


■ ときどき参照(するかも)

J.Kerry Grant A Companion to The Crying of Lot 49 2nd edition  (The University of Georgia Press, 2008)  *これはこちら(1994)の増補版

Pynchon Wiki: The Crying of Lot 49