2003/03/31

このブログについて


■ おもに、読んだ本からの引用と感想。いろいろ遅い。
  週に1回くらいは更新するのが目標。
   
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  2006年2月から開始。
  2006年1月以前の記事は、日付がでたらめですが気にしないでください。私は気にしません。

■ 書いている私: doodling
■ メール:    doodling.kitchen★gmail.com (★を@に)
■ ツイッター:  http://twitter.com/do_dling

■ 引用について

 引用は、基本的にこのような枠を付けて表示。
 忘れないかぎりページ数もつけたい。
《いくらがんばっても百メートルを二十秒で走ってしまう者には、よろこびはないことになっているが、そんなものは、中途半端だからいけないのだ。百メートルを三日かけて走ったらどうだ。途中で、食事をしたり、三角関数を解いたり、トランプ占いをしたり、ちょっと眠ったり、電話したりと、いろいろなことをしなくてはいけない。面白くてしょうがないじゃないか。》

 原文で太字になっている箇所は、引用でも太字
 原文で傍点のついている箇所は、うまく再現できないのでこれも太字
※よって、このブログでの引用で太字になっている部分が、原文では太字だったのか傍点だったのかは区別がつかなくなっています。
 
 原文でルビがついている箇所は、あったほうがよさそうなものだけうしろに小文字のカッコ書きで追記。
  例):脚膕[ひかがみ] 
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2003/03/31

ベティ・カークパトリック『英語クリーシェ辞典』(1996)

英語クリーシェ辞典―もんきりがた表現集
柴田元幸監訳 研究社出版(2000)

 そもそも「キッチンに入るな」というのは、英語のクリーシェ(陳腐な決まり文句)を集めたこの辞典で見つけて以来、どことなく気に入っているフレーズであるところの
 “If you can't stand the heat, stay out of the kitchen”
 (暑さに耐えられないならキッチンに入るな)


 ここから採った。ストレスや緊張にうまく対処できないなら、困難な仕事を引き受けるべきではない、という意味らしい。他意はない。あるはずがない。

 この本は読みものとしても楽しめて、むしろ辞典としての使いみちがどれほどあるのかわからない。
 たとえば“if ..”で始まるクリーシェは他にもいろいろで、
 “If the cap fits, wear it”
 (帽子が合うなら被りなさい)

 この諺にも、何事かをしみじみと考えさせられるものがある。
 しかし次のはどうなのか。
“If the mountain will not come to Mohammed, Mohammed must go to the mountain”
(山がマホメットに近づこうとしないなら、マホメットの方で山に出向くしかない)
《奇跡を起こす力を見せろと言われたマホメットが、ソファ山を呼び寄せようとしたエピソードから。山がいっこうに動こうとしないのを悟ったマホメットは、自分から出向かなくてはいけないことを認めたという。》

 悟ったのか。悟って、認めた。
「思い通りに行かない時は、事実を受け入れ、しかるべき行動をとるべきだ」という説明以上に、原フレーズは難解な気配がする。

“I hope we will always be friend”
 (ずっと友達でいたい)
《関係の終焉を伝える時に広く使われる。20世紀後半に生まれた表現。こう言われた人は、自分を捨てようとしている相手に一転して友愛の情を感じるようになれるはずもなく、状況がやわらげられることはまずない》

“I'll be in touch”
 (連絡するよ)
《単に会話や内輪の集まりを終わらせる言葉として用いられる。真剣に連絡をとろうとするつもりがないことも多く、時にはそんな気などまったくない場合も》

『英語クリーシェ辞典』は、かように丁寧な書物である。
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